被災地とつながる立教人~校友会だより~
一般社団法人まるオフィス ローカルマネージャー 根岸 えま さん
2021/11/30
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年。被災地に身を置く立教大学の卒業生は何を思うのか。卒業後に宮城県気仙沼市に移住した根岸えまさん(2015年社会学部卒業)にお話を伺いました。
転機となった、立教時代の復興支援ボランティア。気仙沼に移住し、地域を支え続ける
運営に携わる「鶴亀の湯・鶴亀食堂」の前で
気仙沼市で、漁師のための銭湯と食堂の運営や移住者支援、若手漁師の育成を行っています。東京で生まれ育った私が移住したきっかけは、大学2年次に立教大学のプログラムで陸前高田市復興支援ボランティア活動に参加したこと。「この土地のことをもっと知りたい」と感じ、定期的に気仙沼市に足を運ぶようになった中で、被災者のニーズとボランティア活動が合致しない点があることを知りました。そこで、地元住民の目線で支援をしたいと思い、大学3年次には1年間休学して気仙沼に住み込んで活動を続けました。
気仙沼の海の上での1枚
大学卒業後、本格的に移住し、今年で6年目になります。学生の皆さんに伝えたいのは、勇気を出して一歩踏み出してほしいということ。私は大学生のときにボランティアに参加して自分の世界が広がり、その後の人生が大きく変わりました。どんな小さなことでも、何か一つのことに挑戦してもらえたらと思います。また、ぜひ気仙沼市を訪れてもらい、復興に向けて立ち上がってきた現地の人々のエネルギーを直接感じ取ってもらいたいですね。
『セントポール 立教大学校友会報 No.454』より抜粋しています。
会報は校友会Webサイトでもご覧いただけます。
会報は校友会Webサイトでもご覧いただけます。
※本記事は季刊「立教」257号(2021年7月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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