今日の暮らしが明日の未来をつくる—100年後に誇れるサスティナブル社会の実現のために
イーオクト株式会社(e.oct)代表取締役 髙橋 百合子さん
2021/07/09
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
本学の講義やイベントで講師を務めた、立教卒の“リーダー”たちの言葉をご紹介します。
「e.スポンジワイプ」は土に埋めると土に戻る素材
イーオクトは「ひとりひとりの暮らしから、快適なサスティナブル社会をつくる」をミッションに掲げ、環境に配慮した製品の輸入や販売を行っています。大学卒業後に就職した新聞社を1年半で退職して専業主婦になりましたが、38歳の時にその新聞社から仕事の依頼を受けるようになったことを機に、企画・制作会社を設立。友人の「リサイクルのためにゴミを小さくする機械があるらしい」という話に興味を引かれ、スウェーデンの環境機械輸入販売元となる会社も立ち上げました。当時は「リサイクル」という言葉も浸透しておらず、環境意識もまだ低かった時代でしたが、「この機械があれば、日本の社会は大きく変わるはずだ」と信じて営業活動に奔走しました。
2000年・01年にはサスティナブルデザイン展を企画し、併設ショップも運営したことが契機となり、現在の事業に一本化することを決意。当初は商品がどのようにして店頭に並ぶのかも分からない状態でした。しかし、自分で調べたり、人に直接話を聞いたりしているうちに、「分からない」をそのままにせずに「分かる」に変えるプロセスが重要であり、その過程で自分にしかできない仕事が育つのだと気付くことができました。
ゲスト・スピーカー(講師)を務める授業の講義では、学生たちの環境問題やSDGsに対する感度も高く、私自身も刺激を受けています。私の起業経験や事業への思いをきっかけに、「自分が社会のためにできることから行動しよう」と感じてくれたらうれしく思います。
2000年・01年にはサスティナブルデザイン展を企画し、併設ショップも運営したことが契機となり、現在の事業に一本化することを決意。当初は商品がどのようにして店頭に並ぶのかも分からない状態でした。しかし、自分で調べたり、人に直接話を聞いたりしているうちに、「分からない」をそのままにせずに「分かる」に変えるプロセスが重要であり、その過程で自分にしかできない仕事が育つのだと気付くことができました。
ゲスト・スピーカー(講師)を務める授業の講義では、学生たちの環境問題やSDGsに対する感度も高く、私自身も刺激を受けています。私の起業経験や事業への思いをきっかけに、「自分が社会のためにできることから行動しよう」と感じてくれたらうれしく思います。
※本記事は季刊「立教」256号(2021年4月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
髙橋 百合子さん
1971年 文学部日本文学科卒業
1948年静岡県生まれ。立教大学卒業後、読売新聞社勤務を経て87年に株式会社オフィスオクトを、90年株式会社エンヴァイロテックを設立。2011年に両社を合併しイーオクト株式会社を設立。サスティナブル社会につながる国内外の暮らしの道具の輸入・開発・販売を行う。
全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」のゲスト・スピーカー(講師)を15年度から担当。