数々の企業の成長を支えてきた“広報のスペシャリスト”の新たな挑戦
日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ&サステナビリティ本部 副社長 田中 美代子さん
2020/11/17
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
2019年から日本コカ・コーラの広報部門を統括する田中美代子さん。立教卒業後に外資系ホテルに入社、複数の外資系企業での広報職を経て、現在の立場にある。
卒業旅行でも留学先と同じドイツを訪問した
「ヘルスケア業界で約15年広報を務めた経験を糧に、違う業界にチャレンジしてさらにスキルを磨きたいと思い転職しました。企業広報や製品PR、危機管理など幅広い業務を担当しています」
大学時代から、田中さんは何事にも臆せず新しいことに挑んできた。
「2年次のとき、ドイツの大学に1カ月留学しました。『現地集合・現地解散』のプログラムだったため、初めての海外、しかも国内でも一人旅の経験がなかった私にとってはたどり着くだけでも大冒険。この短期留学を通してタフに行動する力が鍛えられたと思います。また、現地で交流した学生から受けた刺激が、海外と関わりのある仕事を目指すきっかけにもなりました」
課外活動では、チアリーディングクラブ「BEAMS」の初代メンバーとして奮闘。「当時は非公認団体だったため※、練習場所を借りるための外部との交渉に苦労しました。練習も大変でしたが、つらさよりも楽しさが大きかったです」と振り返る。
※現在は立教大学公認団体
ドイツ留学を機に芽生えたグローバル志向に加え、アルバイトで接客業に魅力を感じたことから、外資系ホテルに就職する道を選ぶ。
「立教には観光学部があり、ホテルに勤めている卒業生がたくさんいらっしゃいます。OB・OG訪問をして話を聞き、仕事内容を具体的にイメージできたことは就職活動において非常に役に立ちました」
大学時代から、田中さんは何事にも臆せず新しいことに挑んできた。
「2年次のとき、ドイツの大学に1カ月留学しました。『現地集合・現地解散』のプログラムだったため、初めての海外、しかも国内でも一人旅の経験がなかった私にとってはたどり着くだけでも大冒険。この短期留学を通してタフに行動する力が鍛えられたと思います。また、現地で交流した学生から受けた刺激が、海外と関わりのある仕事を目指すきっかけにもなりました」
課外活動では、チアリーディングクラブ「BEAMS」の初代メンバーとして奮闘。「当時は非公認団体だったため※、練習場所を借りるための外部との交渉に苦労しました。練習も大変でしたが、つらさよりも楽しさが大きかったです」と振り返る。
※現在は立教大学公認団体
ドイツ留学を機に芽生えたグローバル志向に加え、アルバイトで接客業に魅力を感じたことから、外資系ホテルに就職する道を選ぶ。
「立教には観光学部があり、ホテルに勤めている卒業生がたくさんいらっしゃいます。OB・OG訪問をして話を聞き、仕事内容を具体的にイメージできたことは就職活動において非常に役に立ちました」
新卒で入社したホテル勤務時代。フロント担当の仲間と
現在、田中さんはサステナビリティに関わる広報にも積極的に取り組んでいるという。
「例えば、海洋プラスチックごみ問題。実は日本のペットボトル回収率は98%、そのうちリサイクル率は85%とかなり高いのです。そうした実情の認知拡大に向けて啓発活動などを行っています」
「欧米と比較して、企業における広報部署の位置付けはまだまだ改善の余地がある」と話す田中さん。
「広報は管理部門ではなく、企業の成長に影響を与える重要な役割を担っています。その認識を広めていくことも、次の挑戦の一つです」
「例えば、海洋プラスチックごみ問題。実は日本のペットボトル回収率は98%、そのうちリサイクル率は85%とかなり高いのです。そうした実情の認知拡大に向けて啓発活動などを行っています」
「欧米と比較して、企業における広報部署の位置付けはまだまだ改善の余地がある」と話す田中さん。
「広報は管理部門ではなく、企業の成長に影響を与える重要な役割を担っています。その認識を広めていくことも、次の挑戦の一つです」
※本記事は季刊「立教」252・253合併号(2020年7月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
田中 美代子さん
広報・パブリックアフェアーズ&サステナビリティ本部 副社長
1999年 文学部ドイツ文学科卒業