自分の道は自分で切り拓く
——日本と世界の食卓に「飽きないおいしさ」を届けて
サンヨー食品株式会社 代表取締役社長 井田 純一郎さん
2020/11/10
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
本学の講義やイベントで講師を務めた、立教卒の“リーダー”たちの言葉をご紹介します。
定番ブランドの「サッポロ一番」
「サッポロ一番」ブランドでおなじみのサンヨー食品は、祖父と父が創業した会社です。小さい頃から「自分の道は自分で切り拓け」と言われて育ったため、立教大学卒業後は興味があった金融業界に進みました。しかし体調を崩した父を支えたいと思い、銀行を退職して入社。36歳で社長に就任しました。
当社の企業理念は「良い味の創造」というシンプルな言葉です。長く愛されてきた味を守りながら時代に合わせて改良を重ね、「飽きないおいしさ」に徹底してこだわっています。また、入社間もない頃に中国進出を手掛けて以来、積極的に海外での事業展開を進めてきました。現在はグループ全体で世界シェアの2割を占め、自慢の味を世界各地の食卓へと届けています。
近年、立教大学は各方面で改革を進めており、社会や経済界からの評価が高まっていると感じます。私も卒業生として貢献できればと思い、全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」において、ゲスト・スピーカー(講師)の人選や科目全体のコーディネートを担当しています。
幅広い業界で活躍する立教卒の経営者がオムニバス形式で講義を行うこの科目は、企業トップの生の声に触れ、学生と直接議論ができる貴重な機会です。毎年、12人の経営者を迎えて開講を続けていますが、学生の意欲は非常に高く、毎回の授業では活発に意見交換が行われています。後輩の皆さんに将来のキャリアにつながる学びやきっかけを提供できるよう、今後も全力でサポートを続けたいと思います。
当社の企業理念は「良い味の創造」というシンプルな言葉です。長く愛されてきた味を守りながら時代に合わせて改良を重ね、「飽きないおいしさ」に徹底してこだわっています。また、入社間もない頃に中国進出を手掛けて以来、積極的に海外での事業展開を進めてきました。現在はグループ全体で世界シェアの2割を占め、自慢の味を世界各地の食卓へと届けています。
近年、立教大学は各方面で改革を進めており、社会や経済界からの評価が高まっていると感じます。私も卒業生として貢献できればと思い、全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」において、ゲスト・スピーカー(講師)の人選や科目全体のコーディネートを担当しています。
幅広い業界で活躍する立教卒の経営者がオムニバス形式で講義を行うこの科目は、企業トップの生の声に触れ、学生と直接議論ができる貴重な機会です。毎年、12人の経営者を迎えて開講を続けていますが、学生の意欲は非常に高く、毎回の授業では活発に意見交換が行われています。後輩の皆さんに将来のキャリアにつながる学びやきっかけを提供できるよう、今後も全力でサポートを続けたいと思います。
※本記事は季刊「立教」252・253合併号(2020年7月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
井田 純一郎さん
1985年 社会学部産業関係学科 卒業
1962年群馬県生まれ。
立教大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。
92年、サンヨー食品入社。98年、代表取締役社長就任。
一般社団法人日本即席食品工業協会理事、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン理事長。
全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」のコーディネートを担当。