一人でも多くの人に本を届けたい——好きなことを仕事にできる喜びを原動力に代えて

株式会社小学館 マーケティング局 書籍SP室 北森 碧さん

2020/06/15

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

文学部日本文学科を卒業し、株式会社小学館で仕事をされる北森 碧さんからのメッセージです。

新聞のレイアウト作業にひたすら励んだ「立教スポーツ」編集部の夏合宿

子どもから大人まで、幅広い年代に愛される本を出版する小学館。書籍の売上促進に大きく関わるマーケティング局書籍SP室で、北森碧さんは児童書と辞典の販売を担当している。

「発行部数の決定、配本や在庫の管理など、販売に関する幅広い業務を行っています。本と出会うきっかけづくりとして、書店を通じたイベントやブックフェアを企画することもあります」

中学生の頃から「将来はマスコミ業界で働きたい」と考えていたという北森さん。

「加えて、『あったら幸せ』と感じるものに関わりたいという思いがずっとありました。キャラクターが好きだったこと、それらがもたらす付加価値に興味を持っていたことから、キャラクタービジネスに強い小学館へ入社。ポケットモンスターや妖怪ウォッチの関連書籍にも携わり、好きなことを仕事にできる喜びを日々感じています」

全国を回り販促活動を行ったコミック営業時代

大学時代は、授業と体育会機関紙「立教スポーツ」編集部の活動に忙しい毎日を送った。

「日本文学科での授業の他に、社会学などさまざまな分野の科目を履修しました。単位互換制度『f-Campus』を利用して、早稲田大学に足を運んで授業を受けたこともあります。「立教スポーツ」編集部では、試合観戦や取材に明け暮れる日々。編集期間は部室にこもって、記事の執筆や後輩の原稿チェックに追われました。大変な時期を一緒に乗り越えた仲間は、同志のような存在です」

※f-Campus:協定を結ぶ東京都内5大学の科目を履修できる単位互換制度

書店員の声をもとに提案した図鑑『はじめてずかん415』は発行部数10万部を突破した

そんな大学生活を過ごした北森さんのいまの目標は、「一冊でも多く本を読者に届けること」だという。

「入社時に、先輩から『自分の看板になる仕事をつくれ』と教わりました。雑誌・コミック担当を経て現在の部署で働く中で、その目標は達成できたように感じています。今後は、多くの方に本を手にしてもらえるよう、一つのことを『達成』するというより『継続』して仕事に取り組みたいです」

読者の笑顔を想像しながら、北森さんは今日も仕事に励む。

プロフィール

PROFILE

北森 碧さん



株式会社小学館
マーケティング局 書籍SP室

2007年 文学部日本文学科卒業

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

立教卒業生のWork & Life

2024/11/19

「挑戦なくして成長なし」を信条に途上国専門商社を起業。日本と...

株式会社RAISE WORLD代表取締役 白川 直史さん

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。