世界を出ると目を見開かれるような感覚を覚える
産経新聞東京本社編集局外信部長 長戸 雅子さん
2014/01/01
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
産経新聞東京本社編集局外信部長、長戸雅子さんにお話を伺いました。
小さい頃から好奇心旺盛で、特に国際ニュースを見聞きすることが好きでしたので、少人数で行き届いた教育が受けられ国際的なイメージのある立教大学に入学しました。世界や社会と深く向き合う機会となったのは、当時立教にあった「RISA(立教国際学生会)」という、英語を学びながら国際問題を研究するサークルでの活動です。海外での活躍をめざす先輩方の話はいつも刺激的でしたし、他学部生と情報交換などもよく行いました。法学部の友人に勧められた「国際法」の授業では、国際法にはなぜ法的拘束力がないとされるのか、紛争はなぜなくならないのかなど興味深い内容が多く、世界の実情が少しずつ見えてきたのを覚えています。
アメリカでの取材で味わった空気感と高揚感
卒業後は新聞社に入社し、2004年から5年弱、ニューヨーク支局に勤務。実際に国連の取材に関わることになり、大学時代に学んだことや疑問に思えたことが仕事を通して体得できたのは貴重な経験でした。また、2008年のオバマ氏の大統領選挙も取材しました。アメリカ社会が変わろうとしている空気感、開票日のシカゴの勝利演説会場の高揚感は、他では味わえない経験でした。
知らないことを知ることが自分の人生を豊かにしてくれる
都内で行われた日本スイス国交150年記念のイベントにて、スイスの外交官に同国の国連政策などについて話を聞いた
世界に出てみると、知らないことや違うことにハッと気づく、目を見開かれるような感覚を覚えます。知らないことを知る、なるほどと思う、そのひとつひとつが自分の人生を豊かにしてくれます。国際性を難しく考える必要はありません。興味のある国に行き、その国のいいところを見つけて文化を尊重すれば視界は開けます。世界は本当におもしろいです。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものです。
※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※所属は取材当時のものです。
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