夢の実現を支えたのは留学先での生活と大学で得た「つながる力」でした

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) 宇野 文子さん

2014/01/01

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)にて日本企業と海外バイヤーのビジネスマッチングの支援をしている、宇野文子さんにお話を伺いました。

仕事について 日本と世界をつなげる 企業の「見本市」参加をサポート

現在、日本の企業が海外に日本の食品を売り込む際のサポートをしています。これまでにドイツやドバイなど、主に海外で開催される見本市に「ジャパンパビリオン」を設け、日本企業と海外バイヤーのビジネスマッチングの支援をしてきました。出品募集から始まり、輸入規制の相談対応、会場やパンフレットのデザイン検討、会場での商談サポートなどを行っています。

仕事のやりがい 自分の夢を叶え、さらなる目標に向かって挑戦

日本の食品見本市に参加したアフリカ企業担当者と日本の市場調査を行いました。

日本の食を世界に広めるという今の仕事は、学生時代から私がやりたいと思っていた仕事です。入社8年目に、そのチャンスが巡ってきました。現在の部署での経験をたくさん積み、日本の食を日本から送り出す側から、ゆくゆくは海外に身を置いて受け止める側へ進みたいと思っています。

学生生活 留学先でみつけた自分のやりたいこと

留学時のルームメイトとの1枚。彼女たちとの生活が、日本文化を世界に広めたいと思うきっかけに。

私は2年次の時に交換留学で1年間アメリカのオハイオ州へ行きました。現地に行って驚いたことは、日本の食文化がほとんど伝わっていなかったこと。かろうじてスーパーに醤油や豆腐は売っているものの、日本食レストランはなく、ルームメイトは日本食を食べたことが一度もありませんでした。この時から、「日本の素晴らしい文化を世界に広めたい」という夢を持つようになりました。

現在につながる事 様々な友人や教授との関わりが「人とつながる力」を醸成

ジェトロでは、国内外の企業や政府関係者はもちろん、各分野の専門家や業界関係者など様々な人と仕事をするため、そうした方々とコミュニケーションをとり、ネットワークを構築する力が欠かせません。大学で色々なバックグラウンドを持った学生や教授とのコミュニケーションをはかること、また海外留学などの経験を経て養った、「人とつながる力」は、今の仕事において、とても生かされています。

皆さんへメッセージ 立教の魅力を最大限に生かし夢に向かってステップアップを

立教大学の魅力の一つは、自分の専門分野の枠を越えて自由に授業を選択できる制度や、充実した留学制度など、様々な選択肢が用意されていることです。しかし、この環境を生かせるかどうかはみなさん次第です。ぜひ、この恵まれた環境と貴重な時間を無駄にせず、自ら考え、動くことを意識して、大学4年間で大きなステップアップをはかってみてください。
※所属や業務内容はインタビュー時(2014年)の内容です。
※卒業時の学科表記となっています。

プロフィール

PROFILE

宇野 文子 さん

文学部 英米文学科※2006年3月卒業
独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) 農林水産・食品部

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