公開シンポジウム「ユーラシアとは何か?」
INFORMATION
ユーラシア=旧ソ連地域という慣習的な概念では、当該地域を客観的に認識できなくなりつつある今日、「ユーラシア」について正面から取り組むことが必要となっている。無論、当該地域におけるロシアのパワーは大きなものがあるが、それを相対化し全体像の中にどのように位置づけるかという古くて新しい問題が、ウクライナ戦争を契機として、より喫緊の課題となっている。そこで、総合シンポジウムでは「ユーラシアとは何か?」をタイトルに掲げ、思想、政治、経済の分野の3人の専門家を招き、「ユーラシアとは何か?」をテーマとして総合シンポジウムを開催する。
司会
東京都立大学人文社会学部教授
前田 弘毅 氏
講師
静岡県立大学大学院国際関係学研究科准教授
浜 由樹子 氏
上智大学外国語学部ロシア語学科卒、津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程終了、博士(国際関係学)。津田塾大学学芸学部助教、ハーヴァード大学デイヴィス・センター客員研究員、一橋大学経済研究所研究機関研究員等を経て現職。著書に『ユーラッシア主義とは何か』(正文社、2010年)、『ロシア・ウクライナ戦争—歴史・民族・政治から考える』(東京堂、2023年、共著)。
法政大学法学部国際政治学科教授
熊倉 潤 氏
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(国際政治)修了、博士(法学)。著書に『民族自決と民族団結:ソ連と中国の民族エリート』(東京大学出版会、2020年)、『新疆ウイグル自治区:中国共産党支配の70年』(中公新書、2022年)がある。
本学経済学部教授
蓮見 雄
詳細情報
名称
公開シンポジウム「ユーラシアとは何か?」
内容
【各報告テーマ】
浜由樹子氏
「ロシアの思想・政論における「ユーラシア」概念」
熊倉潤氏
「今振り返るソ連と中国の民族政策」
蓮見雄
「多極化する世界とユーラシア—対ロ経済制裁にみる中心と半中心の対立」
全体討論:ユーラシアとは何か?
浜由樹子氏
「ロシアの思想・政論における「ユーラシア」概念」
熊倉潤氏
「今振り返るソ連と中国の民族政策」
蓮見雄
「多極化する世界とユーラシア—対ロ経済制裁にみる中心と半中心の対立」
全体討論:ユーラシアとは何か?
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
主催
ユーラシア研究所
共催
経済研究所