2023年度 秋季人権週間プログラム「インターネット上のヘイトスピーチ—根絶と被害者救済に向けて」(「立教大学ヒューマン・ディグニティ宣言」コラボレーション企画)
INFORMATION
本学では2021年4月に「立教大学ヒューマン・ディグニティ宣言」を公表し、本学のすべての学生・教員・職員が協働して「人間の尊厳」を大切にする働きに具体的に取り組むことを最重要課題とした。そこで今回のプログラムでは、ヘイトスピーチとりわけインターネット上で行われるものについて取り上げる。
ヘイトスピーチは歴史的、構造的に差別されてきたマイノリティの集団や個人に対する言動による攻撃である。ヘイトスピーチにはリアル世界で行われるものとインターネット上で行われるものがあるが、このうちとくに後者は、ターゲットとされるマイノリティの人たちと社会全体にどのような害毒を与えるのか。日本では2016年にヘイトスピーチ解消法が施行されているが、それはインターネット上のヘイトスピーチを根絶するために十分に機能しているのだろうか。
今回の講演では、この問題に長年取り組まれてきた師岡康子弁護士に問題の経緯と現状、根絶と実効性のある被害者救済のために取り得る方策等についてお話しいただく。
講師
弁護士、東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員、国際人権法学会理事、早稲田大学非常勤講師、外国人人権法連絡会事務局長、人種差別撤廃NGOネットワーク共同世話人
師岡 康子(もろおか やすこ) 氏
著書に『ヘイト・スピーチとは何か』(岩波新書、2013年)、外国人人権法連絡会『Q&Aヘイトスピーチ解消法』(監修・共著、現代人文社、2016年)、ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク編『根絶!ヘイトとの闘い——共生の街・川崎から』(共著、緑風出版、2017年)など。
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人権・ハラスメント対策センター
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