全学共通科目言語B連続企画「世界を知ろう!」ドイツ語・朝鮮語合同講演会
INFORMATION
ドイツ語・朝鮮語履修者の継続学習の動機づけを目的として、ドイツ語教育の専門家でもあり、朝鮮語翻訳家としても活躍される小笠原氏を講師にお招きし、「複言語の習得、そしてその先へ~未来の可能性を広げよう~」をテーマに、数カ国語を実際に仕事につなげることにより得た個人的知見および複言語を学ぶメリットについてお話いただく。欧州ではシェンゲン協定を境に、人々の移動がそれ以前に増して活発化し、EUの発足により複言語・複文化主義に基づいた教育が浸透している中、日本ではいまだに大学の第二外国語履修において単位取得のみを目的とする傾向が強いように見受けられる。それは、学生による英語中心主義に基づいた考え方が根強く「英語すらできないのに他の言語などできるはずがない」「英語さえできれば十分」という考えから脱却する必要性を感じていないからかもしれない。学生は、講演を聞くことで言語を複数学ぶ意義を感じ、今後の語学学習におけるモチベーションが向上することが期待される。
講師
慶應義塾大学/國學院大学/日本大学/桜美林大学 ドイツ語非常勤講師、韓国語翻訳家
小笠原 藤子 氏
<教育・研究(ドイツ語)>
・上智大学大学院文学研究科(ドイツ文学専攻)修士課程修了
・専門:ドイツ語教育
・ÖSD(オーストリア政府公認ドイツ語技能検定試験)A1~C2試験官、関東事務局準備講座責任者
・日本独文学会第22回・第23回ドイツ語教授法ゼミナール実行委員長
・20周年記念韓国ドイツ語教育学会(ソウル 2015)、アジアゲルマニスト大会(ソウル2016)、IDT(フリブール 2017)等で発表、論文多数
・主な著書:『Supergut!改訂版』(共著 三修社 2021)、『場面で学ぶドイツ語基本単語』(共著 三修社 2013)
<翻訳(朝鮮語)>
・主な翻訳書:チョン・スンファン著『自分にかけたい言葉~ありがとう~』(講談社2020)、ヘムヘム著『今日笑えればいいね』(ワニブックス 2020)、キム・ウンジュ著『+1cm LIFE』(文響社 2021)、イ・ギョンへ著『ある日、僕が死にました』(KADOKAWA 2022)、キム・ウンジュ著『私という植物を育てることに決めた』(ディスカヴァー21 2022)
<朝鮮語の能力を活かした仕事>
・オンラインショップ Atelier Pyeol(韓国の陶芸家による作品の輸入販売)
・オンラインショップ SHIBA x SHIBA(訳本の原著者によるイラスト関連グッズ販売)
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料