ラテンアメリカ講座 2022年度「受講生セミナー」
INFORMATION
本研究所恒例の「受講生セミナー」を、下記の演題で開催する。
第1部:「中米移民キャラバンと気候変動」
中米から米国を目指す移民キャラバンが続いている。その原因・背景として政情不安、治安の悪化のほかに、気候変動による災害の激化があるのではないか。ハリケーンや干ばつなどの被害との関係に着目し考察する。
第2部:「エビータと日本人経営カフェとの秘話」
エビータの伝記は、映画・演劇で沢山上演されたが、彼女の小学校卒業から成人するまでの少女期の経歴が抜けている。この間はエビータにとって人に知られたくない職についていた時代で、最も秘匿しておきたい経歴である。この間何があったか、そしてエビータはなぜ親日家になったかなどを、日系移住者の話をもとに明らかにしたい。
発表者
第1部
ラテンアメリカ講座受講生
藤田 茂暢(ふじた しげのぶ) 氏
上智大学外国語学部卒業。日墨交換留学制度で1989年メキシコに留学。1992年NHK入局。番組ディレクターとしてペルー・メキシコなど中南米を取材。2020秋学期~22年度ラテンアメリカ講座を受講。
第2部
ラテンアメリカ講座受講生
樫村 慶一(かしむら けいいち) 氏
1953年KDD創立と共に入社、1982~85年ブエノスアイレス事務所長として駐在の他、主に国際部門、運用部門に勤務、1990年3月定年退職。退職後は日韓ワールドカップや世界選手権等でボランティア通訳。「11年振りに見るブエノス・アイレスの変貌」(ラテン・アメリカ時報第40巻第7号、1997)、「没後61年目に初めて明らかにされた…カルロス・ガルデル飛行機事故の謎」(ラティーナ2015年6~8月号連載)他数編を執筆。2016年度からラテンアメリカ講座を受講。