公開講演会「Content Based Instruction (CBI)とContent and Language Integrated Learning (CLIL)の理論と実践」
INFORMATION
講演1「なぜCBI/CLIL?理論的背景とその課題」
なぜ内容と言語を統合する必要があるのかを、第二言語習得の理論的枠組みやバイリンガル教育の実践から探る。またグローバル化を背景にした言語教育を実践するのに、なぜCBI/CLILが適切なのかを考えると同時に、CBIやCLILには多くの課題もあり、その問題点も検討する。
講演2「CBI/CLILとしてのEAP(English for Academic Purposes)とEMI(English Medium Instruction)の大学での実践」
大学レベルにおけるCBI/CLILの典型的な例であるEAPとEMIの実践に焦点を当て、どのようにカリキュラムを開発するのかを、都内の私大の例を共有しながら考察する。さらに、EAPやEMIコースを履修する学生の英語力や学習方略に触れ、教員の方略(e.g., input, output, interaction, translanguaging)についても考える。
講師
早稲田大学教育・総合科学学術院教育学部教授
原田 哲男(はらだ てつお) 氏
専門は応用言語学。なかでもバイリンガルの第二言語習得、イマージョン教育の音声習得、内容重視の言語教育。早稲田大学教育学部卒業、筑波大学、ロンドン大学修士課程修了。カリフォルニア大学で博士号取得。オレゴン大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で教鞭を執り、現職。最近の論文にAnalyzing Discourse in EMI Courses from an ELF Perspective (Palgrave Macmillan :共著)、「内容重視の言語教育(CBI)と内容言語統合型学習(CLIL)の実績と課題—第二言語習得とバイリンガル教育を中心に—」(『第二言語としての日本語の習得研究』)、Roles of vocabulary knowledge for success in English medium instruction: Self perceptions and academic outcomes of Japanese undergraduates TESOL Quarterly :共著)などがある。
司会
本学異文化コミュニケーション学部教授、英語教育研究所所長
森 聡美
詳細情報
名称
内容
「なぜCBI/CLIL?理論的背景とその課題」
講演2 15:30~17:00
「CBI/CLILとしてのEAP(English for Academic Purposes)とEMI(English Medium Instruction)の大学での実践」