公開ワークショップ「ビラを歌おう!—運動の記録/言葉のポテンシャル」
INFORMATION
立教大学共生社会研究センターは、1960 年代半ば以降・国内外の市民運動が生み出した膨大な記録を所蔵しており、日々、多様な分野の研究者や学内の教育プログラムに幅広く利用されている。そうした記録の中でも、運動が様々な局面で発行したビラ類は、簡潔なフォーマットの中に運動外部の人々への呼びかけや訴えが盛り込まれていることから、展示などへの活用例も多い。しかし運動の記録はそもそも、読み、解釈するためだけのものだろうか。運動当事者が、記録保存のために努力したのは、過去の遺物として研究・賞玩されるためだけだったのだろうか。
この公開ワークショップでは、そうした運動の記録/言葉の持つポテンシャルを探るべく、教育やまちづくりなど様々な現場で、人々の思いを歌にする実践を重ねている宗教人類学者の佐藤壮広氏を講師・ファシリテーターとしてお招きし、センターで所蔵する市民運動のビラを用いたワークを実施する。過去の運動当事者の表現を、現在を生きる参加者それぞれが読み解き、その中で自らの中に喚起された感情を詩にし、歌う、という活動を通して、記録された言葉と感情に迫るための新たな実践を生み出すことを目指す。
講師・ファシリテーター
佐藤 壮広 氏
1967年生まれ。立教大学大学院文学研究科組織神学専攻博士後期課程満期退学(神学修士)。研究分野は宗教人類学、平和学。とくに沖縄の精神文化、宗教とアイデンティティなどの研究領域に取り組んでいる。財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター研究員を経て、現在は立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科、大正大学表現学部、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科、立教セカンドステージ大学ほかで非常勤講師をつとめ、フィールドワーク、ワークショップ、文化政策などの科目を担当している。比較文明学会・監事(学会誌編集委員)、日本平和学会・学会誌編集委員。主な著作に、『日本史の脱領域』(共著、森話社、2003)、『沖縄民俗辞典』(共編著、弘文堂、2008)などがある。
詳細情報
名称
対象者
申し込み
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- 参加費 無料
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Fax:03-3985-4458