公開講演会「学際性と労働(研究)マーケット」
INFORMATION
本講演では、50年前から研究・教育の学際性を推進してきたビーレフェルト大学学際研究センター事務長の立場から、国際的な学際研究活動がこれまでにどのような成果をあげ、今日の新しい時代においてどのような成果をあげうる潜在性を持つか、について、同センターのこれまでのプロジェクト、今後のプロジェクトを紹介する。講演の中心にあるのは、個々の専門領域における研究以上に、個別の研究や研究グループを結びつける知的マネジメントにある。特に人文科学系と自然科学系の共同研究の可能性に焦点をあてて具体的プロジェクトとその成果を紹介する。特に教育・研究現場において知的マネジメントがどうあるべきかというテーマは、今後の高等教育機関での教育・研究にとって研究内容そのもの以上に重要な観点である。
講師
ドイツ・ビーレフェルト大学学際研究センター事務長
ブリッタ・パードベルク 氏
ゲッティンゲン大学にて人類学と歴史学専攻。「中世都市における都市環境」をテーマに博士号取得。環境史から学術マネジメントに専攻を切り替え、1999年から2005年までボン大学においてクザーヌス協会にて秀才支援教育に従事。引き続きケルン大学にてエクセレント企画振興領域において専門職員。2008年からビーレフェルト大学学際研究センター(Zentrum für intedisziplinäre Forschung)事務長。『学際性における大学の実験—障壁とチャンス』(2014年、編著)、『知識人と教会。クザーヌス教会における司教学術支援』(2003、編著)、『中世都市生活における人文主義環境的側面』(1996、単著)。など編著、論文多数。
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料