公開講演会「At Charlemagne's Table: Eating and Drinking in Carolingian Times(カール大帝の食卓で。カロリング期の飲食)」
INFORMATION
近年、前近代における食の歴史の研究に関心が高まっている。歴史社会の中に食を置き直し、社会経済的な数値データの再現のみならず、食の機能や象徴的意味を読み取る試みである。とりわけ初期中世という時代においては、同時代の歴史文献や文学作品の検討に加え、考古学による発掘成果に対し動物学・植物学・栄養学などの方法が適用されるようになり、新しいデータを得られつつある。本講演では、カール大帝の時代における貴族層の食生活の実相を、中世の食の歴史の専門家であるゴティエ博士に論じていただく。
講師
Université du Littoral Côte d'Opale
Dr. Alban Gauthier
アルパン・ゴティエ 氏
リル第三大学で博士号を取得したのち、オパル海岸大学講師。初期中世史・アングロサクソン史・食の歴史。主著に、Le festin dans l’Angleterre anglo-saxonne, Ve-XIe si.cle, Presses Universitaires de Rennes, 2006; Alimentations m.di.vales, Paris, Ellipses, 2009; Asser : Histoire du roi Alfred. Pr.sentation et traduction de Alban Gautier d’apr.s l’.dition de William Henry Stevenson (1904), Paris, Les Belles Lettres, 2013 (Les Classiques de l’Histoire au Moyen Âge, vol. 52); Beowulf au paradis. Figures de bons pa.ens dans l’Europe du Nord au haut Moyen .ge, to bepublished, Paris, Publications de la Sorbonne, 2017.
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料