公開シンポジウム「難民の日に『シリア・イラク・福島』を考える」※要事前申込
INFORMATION
いまだに治安悪化に伴い、経済的・社会的にも不安定な状況が続くイラク。そのイラクを始め、シリアやパレスチナからも戦争の影響で多くの難民が出ている。なかなか私たちには伝わらないイラク現地の様子、子どもたちや女性たちの様子を5月~6月にかけた緊急支援活動と取材を終えた登壇者の対談を通して「中東と難民」について考える。
講師
フォトジャーナリスト
安田 菜津紀 氏
1987年神奈川県生まれ。studio AFTERMODE 所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。2012 年、「HIV と共に生まれる -ウガンダのエイズ孤児たち-」で第8回名取洋之助写真賞受賞。写真絵本に「それでも、海へ 陸前高田に生きる」(ポプラ社)。著書に「君とまた、あの場所へ シリア難民の明日」(新潮社)。上智大学卒。
日本イラク医療支援ネットワーク
佐藤 真紀 氏
ブリヂストンの研究所に勤務中に1994年、青年海外協力隊に参加し、イエメンで内戦に巻き込まれる。その後、シリアや、パレスチナで活動。日本国際ボランティアセンターを経て、2004 年、鎌田實らとJIM-NET を立ち上げイラクのがんの子どもたちの支援を開始。子どもたちの絵に注目し、「チョコ募金」を考案。今治タオルとのコラボレーションなど、デザインも手掛ける。主な著書に、「ハウラの赤い花」(新日本出版)「戦禍の爪痕に生きる」(童話館出版)。
NPO法人いわきオリーブプロジェクト理事長
松崎 康弘 氏
1957年生まれ。1976年渡仏。リール大学、ディジョン大学に学ぶ。その後チュニジア、スペインを経て1990年より在ベルギー日本大使館で文化を担当。1999年帰国。舞台企画制作団体を主宰。2001年からいわき市に在住。2008年、いわきいきいき食彩館委員会立ち上げ、市民が運営する地場産品直売施設(スカイストア)を開設。2009年、いわきオリーブプロジェクト研究会を発足。2012年、スカイストアをいわき食彩館株式会社として法人登録、代表取締役。2013年、研究会をNPO法人いわきオリーブプロジェクトとして法人登録、理事長。2012年よりいわき市農業基本計画策定委員。農商工連携伝道師(東北経済産業局)。6次産業化ボランタリープランナー(農水省)
日本イラク医療支援ネットワーク代表理事
鎌田 實 氏
東京都出身。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県・諏訪中央病院へ赴任。内科医として地域医療に尽力し、30代で院長となる。一方、1991年よりベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣。約14億円分の医薬品を支援してきた(JCF)。2004年にはイラク支援を開始。イラクの四つの小児病院へ10年間で約4億円の薬を送り、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東北の被災者支援にもいち早く取り組み、「1%はだれかのために」と言いながら、各方面で精力的な活動をおこなっている。
詳細情報
名称
対象者
参加費:1,000 円 ※本学学生は無料。
申し込み
参加ご希望の方は、ご予約お願いいたします。
予約電話:03-6228-0746/ 080-4837-4015(主催団体受付窓口)