公開シンポジウム「ESD×地域創生—地域創生に果たす人づくりの役割—」
INFORMATION
近年、各地でさまざまな「地方創生」の取り組みが行なわれているが、現行の「地方創生」では「人づくり」の重要性について語られることが少ない。本シンポジウムでは、地元学の視点からの講演、各地域のフィールドで行なわれている行政・自然学校・学校教育・NPO・企業等による地域づくりの事例報告をふまえて、ESDによる地域創生の可能性と、その中における「人づくり」の意義について議論を深めたい。
《登壇者》
地元学ネットワーク主宰、水俣病資料館企画アドバイザー
吉本 哲郎 氏
地元学ネットワーク主宰。1948年、熊本県生まれ。1971年、宮崎大学農学部農学科卒業。水俣市役所で都市計画課、企画課、環境対策課長、水俣病資料館館長などを歴任し、2008年退職。1996年から地元学ネットワークを主宰。水俣病資料館企画アドバイザー(2008~)。鹿児島大学生涯学習教育研究センターリサーチアドバイザー(2009~)。
対馬市しまづくり戦略新政策推進課主任
前田 剛 氏
対馬市しまづくり戦略新政策推進課主任。1979年、長崎県雲仙市生まれ。立教大学大学院観光学専攻博士課程前期課程修了。大学卒業後、財団法人国立公園協会の調査員としてイリオモテヤマネコ保護事業に関わり、2005年に環境省対馬野生生物保護センターのアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)として対馬へ移住。2009年に対馬市役所に入庁。現在、主に域学連携を担当。
株式会社巡の環代表取締役、海士町教育委員
阿部 裕志 氏
株式会社巡の環代表取締役。1978年、愛媛県新居浜市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。トヨタ自動車勤務を経て、2008年1月、島根県隠岐島の海士町で株式会社巡の環を設立。2011年4月より海士町教育委員。
日本ユネスコ国内委員会委員、前気仙沼市教育委員会副参事
及川 幸彦 氏
日本ユネスコ国内委員会委員。宮城教育大学国際理解教育研究センター協力研究員。NPO法人SEEDS Asiaシニアアドバイザー。1962年、宮城県歌津生まれ。宮城教育大学卒業。宮城県内の小学校教諭、教頭および指導主事などを経て、東日本大震災後は気仙沼市教育委員会副参事として教育復興に努めた。また政府「国連ESDの10年円卓会議」委員として国内のESDの普及推進に取り組む。
岡山ユネスコ協会副会長、岡山市京山地区ESD推進協議会会長
池田 満之 氏
株式会社環境アセスメントセンター西日本事業部代表取締役。岡山市生まれ。鳥取大学工学部卒業。岡山ユネスコ協会副会長、岡山市京山地区ESD推進協議会会長、ESD-J副代表理事などとして、環境NGO・NPO活動に従事。岡山県環境学習プログラム集作成検討委員や岡山市総合政策審議会環境部会委員などを歴任。学校教育や社会教育の現場で講師やアドバイザー、コーディネーターなどを務める。
NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事、泰阜村総合戦略推進官
辻 英之 氏
1970年、福井県生まれ。人口1700人泰阜村に移住して23年。「何もない村」における「教育」の産業化に成功した。村の暮らしの文化に内在する教育力を信じぬき、関わる人々全てに学びがある質の高い教育を提供しつつ、泰阜村総合戦略推進官として「教育立村」の実現に向けて奔走する。また、立教大学・九州大学・名古屋短期大学・飯田女子短期大学非常勤講師など「教育立村」をテーマとした講演・講義をする他、全国各地の「ひとづくり×地方創生」のアドバイスなどに全国を飛び回る。著書に「奇跡のむらの物語 1000人の子どもが限界集落を救う!」(2011年 農文協)。文部科学省山村留学研究会委員、長野県森林審議委員、長野県森林保全検討委員、長野県生涯学習審議会副会長、長野県スポーツ振興審議会委員、中部環境事務所EPO運営委員、ESD-J理事などを歴任。
ESD研究所運営委員、社会学部・異文化コミュニケーション研究科教授
阿部 治
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名称
対象者
※申込不要、入場無料