シンポジウム「韓国と日本をつなぐ仕事」
INFORMATION
今年は日韓国交正常化から50年目の年だが、日本社会では近年、排外主義の動きが台頭し、市民同士の関係も部分的には後退を余儀なくされている。
立教大学でも毎年1割弱の新入生が朝鮮語を選択し、その一部は韓国への交換留学を体験して、韓国の言葉や社会、文化を学んできており、韓国との交流や学び合いは一定の蓄積ができつつある。卒業後に韓国と関わる仕事をしたいと思う学生もいるが、そうした仕事の場がないために希望を断念せざるを得ない場合が多い。本講演会では、NGO、協同組合、各種法人が、政府・自治体と協力して仕事を生み出す方途はないか探る。
日韓国交正常化50周年を機に、これまでの日韓のつながりをより広げ、信頼関係へと確立させていく機会にしたい。
《講演者》
株式会社EAC代表取締役
韓 基徳 氏
ハングルの森などの韓国に関わるサイトや交流事業を運営する団体の中心的役割を果たす在日コリアン。在日コリアンの名古屋地域での社会的活動にも取り組んでいる。
川崎市ふれあい館 前館長
三浦 知人 氏
地域社会における在日外国人の人権運動の先駆けである川崎市のふれあい館の創立当時からの職員で2014年度まで館長。在日コリアン老人のケアをするトラジの会やしょうがいのある人々の生活・活動の拠点としてのまちなかネットワークなどを設立した豊富な経験を持つ。ふれあい館を定年退職した現在も川崎で地域の連帯形成の活動を続けている。
《コメンテーター》
会議通訳業、本学兼任講師
矢野 百合子
NHK放送通訳を1994年から務めながら本学兼任講師、会議通訳などに従事している。
詳細情報
名称
シンポジウム「韓国と日本をつなぐ仕事」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
主催
平和・コミュニティ研究機構
備考
無料、申込不要
お問い合わせ
平和・コミュニティ研究機構
TEL:03-3985-4275