公開シンポジウム「多文化主義と表現の自由」

INFORMATION

  • 2015年9月13日(日)13:00~16:45
  • 池袋キャンパス 8号館1階 8101教室

経済のグローバル化と少子高齢化の影響を受ける先進国において、移民をめぐる議論が活発化している。移民受入れの拡大は高齢化の緩和と労働力の確保につながる面もあるが、民族・宗教などの多様化が文化的摩擦を生むケースもある。これまでヨーロッパ系移民が主導して国家を形成し、「多文化主義」を掲げつつ新たな移民を受け入れてきたカナダにおいても、最近は宗教などをめぐる差別的な言動が問題化している。これは差別的表現の規制と憲法が保障する「表現の自由」との関係という問題につながる。本シンポジウムでは、この問題をめぐるカナダの現状と課題について、アメリカや日本の実態と比較しつつ議論して理解を深め、各国における今後の課題をさぐる。

講師

Professor, University of Toronto
Kent Roach 氏

トロント大学法学部教授。LL.M., F.R.S.C. (Fellow of the Royal Society of Canada) 専門は憲法、刑法、反テロリズム法。

大妻女子大学教授
鄭  暎惠 氏

大妻女子大学人間関係学部教授。専門は社会学、ジェンダー、地域研究。

京都大学教授
新川 敏光 氏

京都大学大学院公共政策連携研究部・法学研究科教授。Ph.D. in Political Science. 専門は比較政治学。

福岡大学准教授
桧垣 伸次 氏

福岡大学法学部准教授。専門は公法学。

中央大学教授
佐藤 信行 氏

中央大学大学院法務研究科教授。博士(法学)。日本カナダ学会副会長。専門は公法学。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「多文化主義と表現の自由」

内容

◇基調講演
“Multiculturalism and Freedom of Expression: On the ‘Hate Speech’”
《講演者》
Kent Roach 氏 (Professor, University of Toronto) ※

◇パネルディスカッション
「多文化主義と表現の自由:移民受入れと関連して」
《パネリスト》
Kent Roach 氏 (Professor, University of Toronto)※
鄭 暎惠 氏(大妻女子大学教授)
新川 敏光 氏(京都大学教授)
桧垣 伸次 氏(福岡大学准教授)

※印 使用言語:英語(日英同時通訳あり)

《コーディネーター》
佐藤 信行 氏(中央大学教授)

《司会者》
池上 岳彦 (本学経済学部教授)

対象者

本学学生、大学院生、教職員、日本カナダ学会会員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

日本カナダ学会

共催

経済学部、法学部

お問い合わせ

日本カナダ学会第40回記念年次研究大会実行委員会

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。