Did Moses Write about Jesus? The Challenges of Figural Reading
(モーセはイエスについて書いたのか? 比喩的読解の挑戦)
INFORMATION
本講演は、四福音書の著者たちが、イスラエルの聖書をイエスのアイデンティティーに関する証言として解釈した、その驚くべき仕方について例証し、探求することを目的とする。内容的には、最近のヘイズ氏の著作である "Reading Backwards: Figural Christology and the Fourfold Gospel Witness, Waco: Baylor University Press 2014"で探求された、いくつかの解釈学的提案について要約的に報告し、省察を加える予定である。※使用言語:英語(通訳あり)
講師
デューク大学神学部教授
Richard Hays(リチャード・ヘイズ)
ヘイズ氏は1948年5月生まれ、エール大学にて学士号と修士号を取得後、1981年にエモリー大学で新約聖書学の博士号(Ph.D.)を取得。さらに2009 年にドイツのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ 大学 から名誉博士号も授与されている。1981年よりエール神学校(Yale Divinity School)に、そして1991年よりデューク大学神学部に勤め、現在は神学部長の要職にある。特にパウロの手紙と新約聖書倫理学の分野において国際的にも大変著名な研究者であり、数多くの賞を受賞している。日本語で出版されている著作として『新約聖書のモラル・ヴィジョン:共同体・十字架・新しい創造』(キリスト新聞社、2011年)、『イエス・キリストの信仰:ガラテヤ3章1節—4章11節の物語下部構造』(新教出版社、2015年)等がある。
通訳
日本ホーリネス教団中山教会牧師
河野 克也 氏
1965年愛媛県生まれ。国際基督教大学卒業。
東京聖書学院を経て神戸ルーテル神学校より神学修士号。
米国・合同メノナイト聖書神学校、デューク大学神学部、サザン・メソジスト大学大学院宗教学博士課程修了。
現在、日本ホーリネス教団中山キリスト教会牧師、青山学院大学非常勤講師。