安心・安全のサービスとJALブランドを世界中に広めることを目指して

日本航空株式会社 松本 可穂さん(大学案内2024)

2023/05/18

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

日本航空株式会社に勤める松本 可穂さんに立教大学で学んだことなどを聞きました。

キャリアプランを考えるきっかけになった海外インターンシップ

入学時から航空業界に興味があり、客室乗務員への漠然とした憧れを抱いていました。キャリアの方向性が定まったのは、3年次で日本航空のロンドン空港所での海外インターンシップに参加したのがきっかけです。国内で高い信頼を獲得しているJALですが、ロンドン現地ではまだそれほど認知度が高くないことを実感。JALが提供する安心・安全を世界に広めていきたいと思うようになりました。当初は客室乗務員を目指していたのですが、根本的な課題解決に取り組みたいと考え、会社の中核を支える業務企画職を志望しました。現在は、SDGs推進のために、食器などの機用品を環境に優しい素材の製品に置き換える業務に取り組んでいます。環境負荷、コスト、デザインなどさまざまな要素を考慮しながら製品を選ぶのは大変ですが、微力ながらも環境負荷軽減に貢献できる仕事にやりがいを感じています。

コミュニケーションの真髄を肌で感じた体験

大学時代、グローバルに活躍できる仕事に就きたいと考えていた私は、英語に加えて中国語やスペイン語、韓国語といった言語の習得に励んでいました。中国語はスピーチコンテストにも参加したのですが、思うような結果が出せずに悩んでいたところ、先生から「正確な文法や発音だけでなく、学んだ言語を使って何がしたいかしっかり考えることが大切だ」と助言をいただきました。外国の歴史や文化を学んだり、現地の人と共に仕事をしたり、言語はそれをかなえるためのツールに過ぎない。いつの間にか言語スキルを向上させること自体が目標になっていましたが、その言葉のおかげで言語が持つ本来の意義を改めて認識できました。仕事においても、一つひとつの業務が持つ意義を考えることを大切にしながら、サービスの向上を図っています。
また、より多様な人とコミュニケーションをとりたいという思いから、自宅近くの手話教室にも通っていました。手話を学ぶ中で驚いたのは、ろう者の方々は私が思うよりも不自由を感じていないということ。ろう者の方々の価値観に触れ、むやみな手助けがかえって彼らを不快にさせる場合もあると知りました。固定観念が取り払われたとともに、障がいの有無にかかわらずコミュニケーションをとる上では、相手の立場を理解し状況をよく観察する必要があると学びました。

何事にも挑戦できる環境が整っている

思い返してみると、立教大学には、自分が興味のあることや将来のために経験しておきたいことに挑戦できる機会が豊富に用意されていたのだと感じます。大好きな文学を深く掘り下げられただけでなく、語学を広く学んだり、それを生かすためにスピーチコンテストに出場したり、挑戦したいと思ったことは全てかなえられたように思います。JALの海外インターンシップも、偶然、報告会を聞いてその存在を知りました。日常のあちこちに、挑戦へのきっかけが転がっているような環境なのです。これから進学する皆さんには、そうした恵まれた環境を存分に活用して、学生生活を充実させて欲しいと思います。

松本 可穂さん

日本航空株式会社

文学部文学科英米文学専修/2019年3月卒業

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