私が立教を選んだ理由「文学部」

文学部文学科文芸・思想専修 福田 靜華

2014/01/01

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

文学部文学科文芸・思想専修の福田靜華さん(駒場高等学校出身)に、立教に進学した理由を語ってもらいました。

大学生活は、課題を見つけて、達成するための時間。

オープンキャンパスで入学を直感した文芸・思想専修

立教大学の受験を決めた一番のきっかけはオープンキャンパスでした。高校2年生の時の担任の先生に「この時期にいろいろな大学を見た方が、3年生になった際に視野が広がる」とアドバイスをいただき、オープンキャンパスに参加。体験授業を受けた時に、小さい頃から私が好きだった“何かをつくる作業”が立教大学でならできそうだと感じました。また文学部といえばたくさん本を読んで、どのように感じたのかをディスカッションするというイメージがあったのですが、文芸・思想専修の体験授業では東洋哲学の先生が、授業内容について「演劇などの芸術のほか、色々な媒体を通して多角的に文学を紐解く」と教えてくださったのです。それを聞き、ここしかない! と直感しました。

先生も友達もみんなが全力でサポートしてくれる

文芸・思想専修の授業は、入学前に考えていたよりもずっと自由でした。自分が学びたいと思っていることに対して、先生に「こういう視点はどう?」「この論文を読んでみて」とどんどん専門性を深めていくよう、サポートしていただけるスタイルなのです。同じクラスのなかで、哲学を専門に学ぶ人もいれば、劇の台本を書く人、小説家を目指している人もいる、といった幅広さ。なかには漫画家志望の人もいます。私自身は、卒業論文で、芸術や美術から見た女性の立場について書こうとしているのですが、そういう漠然としたテーマでも、先生が参考になる論文を教えてくださったり、友だちが「こういう美術作品も見ておくといいんじゃない」とアドバイスをくれたり、多方面から意見がもらえる環境がとても気に入っています。

サークル活動がそれまでの価値観を変えた

学業ともうひとつ力をいれていたのがサークル活動です。サークルは、文学部以外の学部の人や、他大学の人とも関わることができ、いろいろな意見が聞ける貴重な場。話しているうちに、自分の固まっていた価値観がほぐれていくようで、自身の成長にもつながりました。学園祭を運営するサークルだったのですが、全部で400人近いメンバーがいて、予算管理から契約まですべてを学生の手で行っていました。いろいろ大変ではありましたが、最終的にアカペラサークルやチアリーディング部がステージで活躍、それを観客の皆さまが楽しんでいる光景を見た時は、とても感動しました。それ以降は、どんなイベントに参加しても、主催者側の工夫や努力に目を配るようになりました。サークル活動の経験で得た、新たな気づきですね。

自分で課題を見つけてこそ、意義のある大学生活

もともとは編集の仕事に就きたくて文学部を選んだのですが、実際に文学部で学んでいるうちにそのビジョンも少しずつ変わりました。どうやら私は、幅広いジャンルのものをインプットして、自分の中で噛み砕き、わかりやすい形で社会に還元する、といったことがしたいのだと学生生活のなかで気付いたのです。それって別に、編集だけではありませんよね。ですから今は、その“やりたいこと”が具現化できる職業がどんな業界にあり、どんな企業なのかを模索しているところです。大学生活はよく“人生の夏休み”とたとえられますが、それは決して長時間遊べるという意味ではなく、自分でなにか課題を見つけ、それを達成するための時間という意味だと思っています。私も卒業までにより多くの人に会い、大学生である意義を高めたいです。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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