教育の場としての女子学生寮——ミッチェル館(池袋キャンパス)

写真で見る立教いま・むかし

2023/11/20

トピックス

OVERVIEW

1959年4月、立教大学に女子学生寮が誕生しました。寮の建設にあたっては、アメリカ聖公会ペンシルベニア教区婦人補助会より、ロザリー・レナード・ミッチェル夫人の遺産が寄付されたことから、「立教大学ロザリー・レナード・ミッチェル・メモリアル・ホール」(ミッチェル館)と名付けられました。

このミッチェル館は、単なる学生厚生施設ではなく、「本学建学のキリスト教精神に基づき、二十四時間の人間教育を行う」ことを目的とした、「教育寮」でもありました。

ミッチェル館外観。1961年の立教祭での「オープンハウス」の様子

寮室の様子[1960年]

ミッチェル館[2023年5月]

1室4人の寮室は、当時としては珍しいスチームヒーター等を備えた洋風の生活様式に合わせたもので、1967年4月には新館が増築され、15室から29室となりました。

1998年3月、約1400人の女子学生が巣立っていったミッチェル館は、その役割を終えました。閉館後は、ミッチェル館の理念を発展的に継承したジェンダーフォーラムや各研究所など、さまざまな形で活用されてきました。このように歴史と伝統を有し、大切に活用されてきたミッチェル館でしたが、老朽化が進んだため、2023年10月から解体工事を行います。

立教学院展示館

立教学院の歴史と伝統、教育と研究の取り組みを貴重な資料や写真、映像で紹介しています。

※開館スケジュール等は、Webサイトの開館カレンダーをご確認ください。

立教学院展示館事務室 TEL:03-3985-4841
【Web】https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/hfr/

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

トピックス

2024/11/25

立教大学の英語名「St. Paul's」から「RIKKYO」...

写真で見る立教いま・むかし

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。