導くこと、支えること

図書館の窓

2022/05/26

トピックス

OVERVIEW

2021年度は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出と解除が繰り返される中、本学では状況に合わせた独自の制限レベルにより、入構制限を行い、授業はオンライン/対面/ミックス型で実施しました。図書館では2020年度に引き続き各種オンラインリソースの拡充による「非来館型」と、制限を緩和しながら開館する「来館型」の双方のサービスの提供で、学修・研究のサポートを継続しました。今回はコロナ禍での取り組みの一部をご紹介します。

学びを止めないために

クイズラリー(図書館広報誌「YourLibrary No.50」より)

2021年度春学期はオンライン授業が主流となりましたが、図書館は感染防止策を徹底しつつ安心して利用できる施設環境を整えました。例年であれば、主に新入生向けに4月にスタンプラリーを開催し、実際に館内を巡り、図書館利用について身近に感じてもらう企画を実施していましたが、今年度は来館が必要なスタンプラリーではなく、オンラインで参加できるクイズラリーを開催しました。オンライン資料の利用方法を理解してもらうために、リモートアクセスや図書館Webサイトからの資料検索などを体験し、非来館型利用(オンライン資料の積極活用)への導きとなる内容となっています。


「クイズラリー」については、Webサイトでご覧ください。
学修支援の面では、「ジャパンナレッジ」「EBSCOhost」などの授業・研究に必要なデータベースの活用方法を紹介する講習会をZoomを利用したウェビナー方式に変更し、来館せずに受講可能にしました。「eol(上場企業パッケージ)」「東洋経済DCL」などのデータベース講習会のウェビナー開催では、キャリアセンター協力のもと、就職活動やインターンシップなどの業界研究や企業研究に役立つ情報を提供しています。また、国際センターの協力を得て、海外で学ぶ留学生向けにも英語でのデータベース講習会を実施しました。時間・場所を有効活用できるウェビナーは学生の参加機会も増えることから、今後も継続していく予定です。

対面授業再開

11月の館内利用風景(新座図書館)

閲覧席にはパーテーションを追加設置(池袋図書館)

対面相談を再開したラーニングアドバイザーサービス(池袋図書館)

入館ゲートに館内混雑状況を掲示(池袋図書館)

秋学期は対面授業の再開方針に合わせて、図書館でも開館時間の延長を推し進めるとともに、対面式閲覧席のパーテーションの整備など、より一層の感染対策に努めました。

その他の館内サービスとして、メディアセンターで展開していたWeb Printサービスを図書館内プリンタでも対応を開始し、利便性を向上、オンライン相談のみだったラーニングアドバイザーによるレポート・論文作成相談を対面でも再開し、対面とオンラインの両システムでの学修支援を実施しています。また、貴重書の館内展示や、特別図書制度で購入した資料をオンライン上で紹介する企画なども再開しています。

「図書館 基本方針」の制定

立教大学図書館では、2021年3月に「図書館 基本方針」を制定しました。この基本方針では、建学の精神に基づいた「ミッション」と、人と情報が集う知の拠点としての機能を支える「ビジョン」を示しています。これからも、変わりゆく環境や利用者ニーズに応える図書館運営サービスを目指し、この基本方針に基づき、本学の教育研究を支えてまいります。

「図書館 基本方針」については、Webサイトでご覧ください。

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