潜入!ゼミナール 1:農業体験を通じて食と農と協同組合を考える
2017/11/24
トピックス
OVERVIEW
2016年度より、新しい学びのスタイル「RIKKYO Learning Style」がスタートしました。4年間を「導入期」「形成期」「完成期」に分け、学生一人一人の成長に寄り添い、段階的に学びを深めることを促します。今号では、学生生活の総括となる「完成期」における教養教育に着目し、立教大学のリベラルアーツ教育のいまをご紹介します。
立教ゼミナール発展編 2(2016年度1年次入学者)/立教ゼミナール
(2012 ~ 2015年度1年次入学者)
担当:郭 洋春 経済学部教授 開講:春学期 他
リベラルアーツを”深める” POINT
- 実際の現場に出て実践的に学ぶ
- 多様な視点で「食」と「農」に迫り、現状と課題を把握する
- 農業活性化・継承のための方策を立案する
生産・流通・販売の現場を体感し、農業の未来に向けた方策を立案
人が生きる上で欠かすことのできない「食」とそれを支える「農」の問題は、グローバル化の進展や社会情勢の変化に伴い、近年ますます複雑化しています。本科目では、実際に静岡県の農業地域に赴き、「見て、触れて、知って、味わう」体験を通して、さまざまなアプローチから日本の農業の将来や食の在り方について考えることを目的としています。
8月上旬に行われた3泊4日の実習では、農業協同組合の職員による講義を受け、静岡における農業の実態や、農業協同組合の成り立ち・社会的役割を確認。さらに食肉加工施設、農産物直売所、茶園や農園の見学を行い、関係者との意見交換を通して生産現場の現状と課題への理解を深めました。実習の後半には、これまでの学びを振り返りながら、グループに分かれて静岡県の農業の方向性についてディスカッションとプレゼンテーションを実施。今後に向けた具体的な方策について、多角的な視点から活発な議論が交わされました。
8月上旬に行われた3泊4日の実習では、農業協同組合の職員による講義を受け、静岡における農業の実態や、農業協同組合の成り立ち・社会的役割を確認。さらに食肉加工施設、農産物直売所、茶園や農園の見学を行い、関係者との意見交換を通して生産現場の現状と課題への理解を深めました。実習の後半には、これまでの学びを振り返りながら、グループに分かれて静岡県の農業の方向性についてディスカッションとプレゼンテーションを実施。今後に向けた具体的な方策について、多角的な視点から活発な議論が交わされました。
食肉加工施設で解体・食肉処理作業を見学
静岡県の農業の今後についてグループで議論
VOICE of STUDENTS
観光学部観光学科4年次 古井 遥さん
現地で得た学びを研究にも生かしたい
「食と観光による地域活性化」をテーマに研究しているため、地域における食の現場を体験したいと思い受講しました。実習を通して農業が抱える「課題」と「可能性」の両方を知ることができ、さらにグループワークでは、異なる視点を持つ他学部生と議論したことで多くの刺激を受け、視野が広がりました。今回の学びを研究にも還元し、地域活性化の方策について考察を深めたいと思います。
現地で得た学びを研究にも生かしたい
「食と観光による地域活性化」をテーマに研究しているため、地域における食の現場を体験したいと思い受講しました。実習を通して農業が抱える「課題」と「可能性」の両方を知ることができ、さらにグループワークでは、異なる視点を持つ他学部生と議論したことで多くの刺激を受け、視野が広がりました。今回の学びを研究にも還元し、地域活性化の方策について考察を深めたいと思います。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
※本記事は季刊「立教」242号(2017年11月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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