延世・慶應・立教・復旦リーダーシップフォーラム
RIKKYO GLOBAL 24
2018/05/01
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
リーダーシップフォーラムは、サッカーW杯の日韓共催を契機に2002年に延世大学(韓国)、慶應義塾大学、立教大学の3大学でスタートし、2006年度からは復旦大学(中国)が加わり、4大学で実施しています。日中韓3カ国の学生が、英語で東アジアの政治・経済・社会について議論を行う貴重な機会です。
2017年、当フォーラムに立教大学団のリーダーとして参加した赤津悠文さん(文学部2年次)に聞きました。
目的
- 将来どのようにリーダーシップを発揮していくかを模索する
- 学生間の相互理解を深め、ネットワークを広げる
2017年度日程
ひとことでいうと、どのようなプログラムですか?
日中韓の学生が、「楽しく交流する中で、学ぶ」プログラムです。
参加前は「勉強する」イメージが強く、英語力や知識量など、他の参加者についていけるか不安でしたが、大切なことは、お互いに母語ではない英語でコミュニケーションをとり、議論を一つにま
とめていくこと。合間にある市内観光や食事会などでも立教や日本人という仲間内で固まらず、積極的に話しかけていくことで、楽しみながら学んでいくことができました。
英語力は必要ですか?
基礎的な英語力と積極性が必要です。
私は1年間、立教のキャリアアップセミナー「毎日学べる英会話講座」に通って準備しました。母語と英語のほかに、日中韓のいずれか一言語を話せる参加者が多く驚きましたが、相手国の言葉で話しかけることで一気に距離が縮まります。言語ができることは、壁を取り払えることだと実感しました。英語に加えて中国や韓国に興味を持って学びを進めると、より得るものがあると思います。
どのようなことを学ぶのですか?
東アジアの政治、経済、社会など、多岐にわたります。
今年度、復旦大学の学生が決めたテーマは、「Jointly build a community of common destiny for East Asia in the context of globalization」。2日間のLectureでは、復旦大学の教員から「東アジアの各国間外交はどうすればうまくいくのか」「東アジアにEUのような共同体ができたとしたら果たしてうまくいくのか」という内容の講義を英語で受けました。
ディスカッションは難しいですか?
多様な考えに触れられる、貴重な機会です。
私たちのグループの一つ目の課題は「日中韓の教育」について。Final presentationでは「上海での自転車シェアリング」について調べ、問題点を洗い出し、その解決策を提案しました。他大学の学生の考え方や視点、知識は非常に幅広く、新しい知見に触れることができました。言語が上手なだけではなく、プレゼン力が非常に高く、圧倒されました。
なぜ参加しようと思ったのですか?
将来、国際機関で働きたいという夢の第一歩として参加しました。
まずは身近な東アジアのことを知っておこうと、1年次のときにこのプログラムを知ってから、2年次での参加を決めていました。費用も往復の交通費程度で、研修費・宿泊費・食費は基本的に無料。担当の先生や国際センターの職員の方も帯同してくださるので安心です。他大学の学生の力量に触れ、自分の非力さに落ち込みましたが、いまは自分なりにがんばろうと気持ちを切り替え、来年度も参加したいと考えています。皆さんもぜひ挑戦してみてください。
積極的に話しかけて仲良しに
東アジアをテーマにした講義は 「おもしろかった!」
床に座ったり、寝転んだり自由な 雰囲気の中でディスカッション
修了証を手に
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
※本記事は季刊「立教」243号(2018年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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