『社会を知る講座~転職市場のリアル~』を開催
キャリアセンター
2024/11/29
キャリアの立教
OVERVIEW
立教大学キャリアセンターは、2024年10月29日(火)に『社会を知る講座~転職市場のリアル~』を開催しました。『社会を知る講座』は、ビジネス社会で起こっている変化やこれからの働き方をテーマに、その第一線で活躍する社会人から話を聞けるスペシャルプログラムです。
『キャリアの立教』ならではのプログラム!「社会を知る講座」とは?
一般的にキャリアセンターが開催するプログラムと言えば、ESや面接対策、企業説明会といった就活支援を目的としたものがほとんどですが、「社会を知る講座」ではこれらの説明は一切行いません。むしろ、就職活動とは直接関係のないように思えるテーマばかりを扱います。しかしながら、「社会で起こっていることを知れる」「社会の動向に関心を持つきっかけとなる」更には「自身のキャリア(学生生活・働き方・今後の人生等)について考える契機となる」として、学生からの人気が非常に高いプログラムとなっています。
今年のテーマは『転職』!
転職経験者の割合は20代で4割、30代では5割を超えると言われており、立教大学の卒業生もおよそ4人に1人が卒業後3年以内に転職を経験しています。今回は、そんな世間の常識となりつつある「転職」をテーマに据えました。とはいえ、就職をしてもいない学生に転職を推奨するということではなく、長い目で自身のキャリアを考える『きっかけ』、視野を広げる『きっかけ』として「転職」について知ることを目的に、転職市場に精通した就職情報会社と実際に転職を経験した卒業生2名をゲストとしてお招きしました。それぞれの立場から転職市場の現状や求められる能力、実際の転職体験談についてお話しいただきました。
プログラム内容を一部紹介
株式会社リクルート田島様の講話の様子
プログラム前半では株式会社リクルート田島様より、企業・求職者双方のデータに基づいた転職市場の状況や転職活動の手段・流れ、ポータブルスキルの重要性についてご説明いただき、後半では実際に転職を経験した本学卒業生2名より、これまでの経歴や転職の体験談、キャリア形成を考える上で大切にしていることなどについてお話しいただきました。統計と体験談という2つの面から「転職」について学ぶことができ、学生たちにとっては視野を広げるきっかけとなりました。
Q&Aセッションでの質問(抜粋)
- 転職活動において資格の有無の重要性についてお伺いしたいです。
- まずは1社目で3年間働いてから転職すべきという意見と、3年経たずとも転職すべきという意見が見受けられますが、どちらの方が成功する例が多いと思われますか。
- 転職理由の中には、環境のミスマッチなどといったマイナスの理由に基づくものも多く存在すると思いますが、そうした場合の転職は難航してしまうのでしょうか。また、やむを得ずマイナスの動機から転職する場合はどうすればいいのでしょうか。
- 新卒の1社目は、ベンチャーと大企業どちらに行くのが良いと思いますか?
- 転職の際、前職で積んできた業務内容とのマッチングがとても重要になってくると思いますが、それと同時にやはり会社のブランドもかなり見られてしまうのでしょうか?
参加満足度は【91.9%】!
学部1年生から院2年生まで、多くの学生が参加しました
学生のプログラム参加満足度は91.9%と非常に高い結果となり、学生からは「自分の将来に対してまずは希望を持ってみて、何事にも貪欲に取り組んでみる大切さを学ぶことができました。」「新卒の就活だけではなく、もっと長期的なキャリアについても考えてみようと思います。」「転職に関して持っていたネガティブな認識が、ポジティブに変わりました。」といった感想が寄せられました。
登壇したゲストからのコメント
株式会社リクルート田島様
この度は、貴重な機会をいただきありがとうございました。立教大学の学生の皆様が、メモを取りながら、熱心にこちらの話を聞いていただける姿勢を目の当たりにし、私も思わず熱が入ってしまいました。人生100年時代といわれる中で、働く期間も長くなってきています。ご自身の長いキャリアをどうデザインするか、主役は皆さんご自身です。やりたいことに向かって進む人もいれば、目の前の機会を大事にしながらキャリア形成する方もいらっしゃいます。是非、自分らしさと出会いを大切にしてください。皆様のこれからの未来に少しでもお役に立てたのであれば光栄です。ありがとうございました。
卒業生T氏
この度は貴重な機会をいただき、学院の皆様および学生の皆様に心より感謝申し上げます。転職市場は日々変化するため、今回私がご紹介した内容はすぐに時代遅れの知識になるかもしれません。よって講座の繰り返しになりますが、重要なのは「自分の限界を勝手に決めずに、貪欲に理想を持ち、着実に努力すること」だと私は信じています。皆さんが仕事やキャリア、転職活動に悩むときに、その日までに積み重ねてきた確かなこと(資格や評判、プロフェッショナルとしてのスキル)がきっと皆さんを助けてくれると思います。身体に気を付けて無理のない範囲で頑張ってください。
卒業生K氏
「立教の後輩達の前でキャリアについて話す機会をいただくとは思ってもいませんでしたが、本講義の登壇を通して意識の高い学生の皆さんに感化され、自身の振り返りの機会にもなり、参加して良かったと心から思っています。転職はまだまだ遠い選択肢だと思いますが、自分の人生をより良くするために道を切り拓く手段だと思っています。転職に限らず社会人生活では幾度も決断をする場面がありますが、学生時代から大事にしてきた価値観は活かされると感じています。皆さんにぜひ充実した学生生活を送って、卒業後の新たな出会いや偶然の可能性に期待を持っていただきたいです。またどこかの機会でお会いできることを楽しみにしています!」
『社会を知る講座』は、就職支援にとどまらず、学生一人ひとりのキャリア形成を本気で考える “キャリアの立教” だからこそ実現できるプログラムです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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